2018年三が日を終えて

明けましておめでとうございます。

あっというまに2017年が終わり、2018年になったと思ったらすでに3日が過ぎている。早すぎる。時間というものは本当に私たちを待ってくれない。 

昨年東京に引っ越してきて一人暮らしを始めた私にとって、今回の年末年始は随分と新鮮だった。というのも今までのそれはサイクルが決まってしまっていた—31日、家族でガキ使をみる、年を越す瞬間だけ除夜の鐘にチャンネルを変え、「明けましておめでとう御座います今年もよろしくお願いします」と互いに頭を下げ、蕎麦を食べる。1日、父方の祖母宅で親戚の集まり、お年玉をもらい、肉をたべ、だらだら、格付けをみて解散。2日、地元の氏神さまを参り、今度は母方の祖母宅で夜ご飯。3日、すこし動く。これを10年ほど続けてきた。 

それが今回はどうだ。31日、友人と箱根日帰り旅行、東京に戻り青山で2時間待ちリッチな蕎麦をいただき、明治神宮へ移動、極寒の中ひたすら待機し人にまみれて年を越す。1日、手の感覚がなくなり、そろそろ心臓が止まるかもしれないと本気で心配になる中ようやく順番がきて初詣、午前3時に帰宅。2日、午後7時から友人宅で3人の新年会、すき焼きを食べ、ファミコンをし、将来について語り終電で帰宅。3日、氏神さまにご挨拶に行き、スーパーで年始抽選会、参加賞で今年も平凡安定だわと帰宅。

知らないことが多過ぎた。31日夜の東京の電車が外国人だらけという事実。見知らぬたくさんの人と同じ目的を共有する興奮。終電を過ぎたあとも30分おきに走る終夜電車という存在。深夜を超えて寝静まった住宅街にひとり帰宅する謎の清々しさ。 

習慣というものは人の初めてを奪うのだと思った。どんどん新しい世界に足を踏み入れてゆきたい、そう思った2018年最初の3日間だった。ということで初投稿。今年からよろしくお願いいたします。